SCENE:03 |
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悠久の記憶/悠久的記憶 |
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出現條件:最初DEMO3 |
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マキシマ: |
妙だな |
Maxima: |
真是微妙呢。 |
K’: |
俺がここにいることが、か |
K’: |
是指我在這兒這件事嗎。 |
マキシマ: |
オイオイ、頼むぜ相棒。確かに俺達は遺跡調査なんてガラじゃないが、これもカネのためだ |
Maxima: |
喂喂,拜託一下拍檔。雖然我們的確不是會做遺跡調查的那種人,不過這也是為了錢嘛。 |
マキシマは注意深く遺跡に目を走らせている。何気ない動作だが、その実は体内のセンサーをフル稼働させ、遺跡のあらゆるデータを同時に収集していた。 その傍らにはK’が立っている。サングラスに隠されて入るが、表情は退屈そうだ。 |
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Maxima鉅細糜遺地環視著遺跡。雖然看上去若無其事,其實他已經完全啟動了體內的感應器,並同時收集著遺跡內的所有資料。 |
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サウジアラビア南部、荒野のただなかに、その遺跡はあった。周囲には建物一つない場所に突然現れた石造建築……さる筋からの調査依頼を受け、彼らは遠い道のりをやってきたのだ。 |
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此遺跡位於沙烏地阿拉伯南部的荒野正中之處。周圍沒有一棟建築物,卻有幢石造建築突兀地矗立於此……接受有關當局的調查委託,他們遠道而來終於來到了這裡。 |
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クーラ: |
クーラもうやだ。ここ、暑すぎるよ! |
Kula: |
Kula再也受不了了。這裡好熱! |
K’の後ろで壁に寄りかかっていた少女が不満の声を上げ、マキシマは途方にくれた表情になる。 引率役も楽じゃない。 |
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在K’的身後倚靠著牆壁的少女發出不滿之聲,Maxima露出無可奈何的表情。 |
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マキシマ: |
文句は地球に言ってくれ |
Maxima: |
去向地球抱怨吧。 |
ぼやくマキシマは、ぼやきながらもデータの収集を続ける。風化の度合いや通路の表面に残された放射性元素の状態から、分析ソフトウェアが遺跡が建造された推定年代を報告してきた。 最低で千年の古さ、それ以上の過去である可能性もある。報告に「重要」タグを貼り付けて二人のデータ通信ポートに赤外線で送信する。だが、K’の反応は冷たものだった。 |
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Maxima邊嘟噥著邊持續收集著資料。透過風化程度以及通路表示所殘留的放射性元素狀態,分析軟體報告出此遺跡被建造的推測年代。 |
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K’: |
それがどうしたってんだ |
K’: |
就算這樣又如何。 |
マキシマ: |
大発見かもしれないんだがな…… |
Maxima: |
或許是個大發現也說不定呢…… |
三人は言葉を交わしながら、真っ直ぐな通路を進んでいく。やがて、外光が届くぎりぎりの距離で通路は終端になった。 終端周囲の壁は風化しかけた浮き彫りに覆われ、突き当りの壁は何者かによって崩されている。 |
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三人邊交談著邊沿著筆直的通路前進。終於來到了外光僅勉強可及的通路終端。 |
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クーラ: |
これ |
Kula: |
看這個。 |
クーラが指差した浮き彫りのモチーフは奇妙なものだった。 強大な力を持つ異形……空間を自在に渡るもの、大地から無限に力を引き出すものなどが地上を闊歩し、その周囲に人間が群れ集う。異なる場所や都市を背景に、同じ光景が何度も繰り返されている。 |
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Kula手指的浮雕圖案相當奇異。 |
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クーラ: |
嫌な感じ |
Kula: |
討厭的感覺。 |
異形の周囲に掘られている人間には、直立しているものがほとんどいなかった。粗雑な線ではあったが、膝を折りうずくまるものや倒れているもの、手足を大きく広げて空中を飛ばされているものが見てとれる。おそらくは、みな死んでいるのだろう。 浮き彫りがまとう不穏な気配に、クーラとマキシマがたじろぐ。通路の先にあるものは、人間が触れていいものではない。そんな予感が押し寄せてくる……しかし、K’が小さく嘲弄の笑みを浮かべて吐き捨てる。 |
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圍繞在異形周圍的人類,幾乎沒有人是直立站著的。雖然線條雜亂,但仍可看出有人蹲伏著和倒在地上、或呈大字型被打飛。恐怕所有人都已經死了吧。 |
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K’: |
俺には戦ってるように見えるぜ |
K’: |
就我看來不過就是在戰爭罷了。 |
K’の言葉が二人の呪縛を解いた。浮き彫りから目を離し、三人は揃って崩れた壁の奥を覗き込む。地上からの調査によれば、この先に最後の部屋があるはずだ。 |
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K’的話語把兩人從呪縛解放了出來。將目光從浮雕上移開,三人聚在一起望向崩塌牆面的深處。根據地上的調查所得,在這前面應該會有最後的房間才對。 |
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クーラ: |
この中、暗くて何も見えないよ |
Kula: |
裡面太暗了什麼都看不到呢。 |
マキシマ: |
大丈夫だ。俺の計算が正しければ、太陽光が入ってくる |
Maxima: |
沒關係。若是我的計算無誤,太陽光馬上會照進來。 |
マキシマ: |
そろそろ時間だ |
Maxima: |
時候差不多了。 |
K’: |
まったく 苦労させやがって |
K’: |
真是,還真是大費周章呢。 |
クーラ: |
……石碑? ドアみたいだけど |
Kula: |
……石碑? 看起來就像扇門般。 |
マキシマ: |
後ろの壁にあるのは……人と異形の群れか信仰していた神だったのかもな 間に線が引かれているのは…… |
Maxima: |
後面這牆壁上的……可能就是人和異形的集團所信仰的神了吧。不過在他們之間這條線所代表的意思是…… |
クーラ: |
遠さ それとも 断絶……? ……「違う生き物」 |
Kula: |
距離感,還是說,滅絕……? ……「截然不同的生物」 |
K’: |
遠い……遥かな……遙けし彼の地 |
K’: |
很久以前……在非常遙遠的……遙遙彼岸。 |
クーラ: |
ねぇ もう帰ろう……ここ、何だか怖いの |
Kula: |
喂,我們回去吧……這裡感覺好恐怖喔。 |
マキシマ: |
そうだな 周辺地形込みのモデルと付随情報が揃った |
Maxima: |
也是,含括周邊地形的模型和隨附的情報已經集齊。 |
K’: |
……ああ |
K’: |
……嗯。 |